しかし、料理が得意な僕ですら、
毎日の食事に悩んでいた時期がありました。
忙しくて、食事は後回し。気づけば、体づくりや健康から遠ざかっていく。
これは、僕だけの話ではないと思っています。
このままではいけない。
そこで開発したのが、
「ごちそうShape(シェイプ)」です。
これは、僕自身の人生を賭けた挑戦です。
▼ごちそうShape誕生の物語はこちら
「ごちそう」には、
料理はおいしくないと始まらないという想い。
我慢する食事ではなく、毎日のごほうびであってほしい。
「Shape」とは、
人それぞれが思う理想の形を目指せる食事。
✅筋肉を大きくしたい人
✅ダイエットをしたい人
✅健康を意識したい人
一部の人への食事ではなく、人それぞれの目標に寄り添える食事。
そんな想いを込めて、
ごちそうShapeと名付けました。
仕事が終わるのは、いつも夜中の11時。
料理研究家の僕ですら、忙しい日は料理を作るのが億劫なのです。
外食やコンビニ飯に頼っては、体調を崩す毎日でした。
そんな日々を変えたくて始めたのが、冷凍弁当の作り置き。これは、ごちそうShapeの起源でもあります。
この冷凍弁当があったおかげで、忙しい日でも栄養バランスが整った食事を食べることができました。
体調も安定し、身体のコンディションも整ってきました。
そこで気づいたのです。
「料理研究家の僕ですら、悩んでいたのなら、他の人も同じような悩みを抱えているはずだ」と。
そして、数年前から冷凍弁当のレシピをYouTubeで投稿しはじめました。
反響は想像以上で、数々の出版社からレシピ本の提案もいただきました。2026年2月に出版した本も大きな反響をいただきました。
そして、皆様からの嬉しいコメントも数多く届くようになりました。
その中で特に心に残ったコメントがありました。
作り方を伝えるだけでは、救えない人がいる。
ならば、僕が届く形を作るしかない。
それも、僕が100%納得できる
最高の一皿を。
完成品として届けるなら、味はプロレベルまで引き上げたい。
栄養数値にも、一切の妥協をしたくない。
だから
・たんぱく質30g以上
・脂質15g以下
・糖質30g以下(目安)
・塩分2.5g以下(目安)
この条件で、本当においしいものを実現してみせる。
既存の弁当とタイアップする、レシピ監修の道もあり得たかもしれない。
でも、正直に言うと、その形では本当に納得できるものは継続して作れないだろう。
だから、ゼロから立ち上げることを決意しました。

初めの壁は、工場探しでした。
100社近く調べ、連絡を重ねても、条件が合わず、お断りされることがほとんどでした。
「小ロットは難しい」「弁当の販売実績がない」「売れるはずがない」
そんな言葉をぶつけられるたび、悔しさをぐっと呑み込んで、次の一社へ。
やっとの思いで条件が合う工場が見つかり、何か月もかけて作り込んだとっておきのレシピを託しました。
しかしその後、突然連絡が途絶え、進んでいたはずの話は止まってしまいます。
目の前が真っ暗になるような感覚でした。
それでも、立ち止まるわけにはいきませんでした。電話をかけ続け、何社も直接足を運び、打ち合わせを重ねる日々。
▼オンライン打ち合わせの様子
▼工場見学の様子
工場探しから半年以上。
ようやく本気で向き合ってくれる製造会社と出会えました。

工場で作った最初の試作品を食べた瞬間、正直、言葉を失いました。
自分で作る味と、工場で大量調理する味は、まったくの別物だったのです。
スパイスが足りない。水分が出て、衣はベチャつく。肉は硬くなる。しかも、塩分や脂質は想定よりも上がる。
「これでは、よくある冷凍食品と何も変わらない……」
たんぱく質・脂質・糖質・塩分すべての数値を守るだけなら、実は簡単です。
でも、それだけでは意味がない。ガッツリ旨いを、絶対に守り抜きたい。
すべてに妥協しないのが、ごちそうShapeだから。
脂質や塩分を抑えると、肝心な味がどうしても淡白になり、コクもなく、ガッツリ感に欠けてしまう。
ガツンとした味にするには、塩味を足すのが一番手っ取り早い。でも、塩分量にも配慮しなければならない。
となると......後は「辛み」「酸味」「香り」そして「うま味」をプラスするしかない。
✅「酸味」で締める:果汁や酢で塩味を際立たせる
✅「香り」を纏わせる:ニンニクやハーブでガツンとした風味を演出
✅「辛み」で刺激する:香辛料で食べた時の満足度を最大に
✅「うま味」を重ねる:出汁やブイヨンの使用や、調理工程の工夫で、食材の底力を引き出す
18年間積み上げてきた、料理の知恵を総動員しました。
失敗は、数えきれません。没になったレシピも、山ほどあります。
それでも妥協はしませんでした。
「これなら、自分も毎日食べたい」そう思える味になるまで、何度も、何度も、作り直しました。



味が固まった。でも、そこはまだスタートラインですらありませんでした。
どこの冷凍倉庫に依頼するのか?物流は?販売サイトの作成は?決済方法は?
レシピ以外は未知の領域。やるべきことは、山ほどありました。
外注は一切せず、共に事業を立ち上げた友人と、たった2人で手探りで進めてきました。
慣れない専門用語に囲まれながら、何度も打ち合わせを重ねました。
中でも特に大変だったのが、販売サイトの構築です。
寝る間を惜しんで学び、たった一つのボタン設定に、3日かかったこともあります。
勉強して、失敗して、修正して、泥臭く前に進みました。
テスト販売も無事終え、ごちそうShapeをお届けする土台は、整いました。
テスト販売では、本当に多くの前向きなご意見をいただきました。
同時に、改善に向けた大切なご意見もしっかり届いています。
そして、ごちそうShapeを継続して食べていただくために、超えなければならない壁も見えてきました。
テスト販売でいただいた改善要望の中で、
特に多かったのが 価格とメニュー数 についての声でした。
「続けたいけど、少し高い」「もっと色んな味を食べてみたい」
僕たちはこれを、単なる意見ではなく、解決すべき使命だと捉えています。
既にカレーやハンバーグなど、全20種類のレシピは準備できています。
▼新作メニューのイメージ
・チキン南蛮・生姜焼き
・エビ鶏チリ・麻婆豆腐
・鶏肉の甘辛唐揚げ・酢鶏
・ 欧風スパイスカレー
・デミグラスロコモコ丼 ・三食丼
・ミラノ風ドリア・焼肉丼
・親子丼・クリームパスタ
私たちの目指す未来
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
忙しい誰かの力になりたい。その想いから始まった「ごちそうShape」は、
「自分がつくった料理を誰かに食べてもらう」という、
僕が料理研究家を志したあの日から、ずっと叶えたかった夢そのものです。
友人は会社を辞め、2人でこの事業にフルベットして、この挑戦に踏み出しました。
僕たちは今、覚悟を決めてスタートラインに立っています。
どうか、この新しい挑戦を、一緒に育てていただけたら嬉しいです。